窃盗癖の専門治療を行う病院を視察しました~刑事事件
2016.07.05更新
松戸の弁護士の島田亮です。
昨日のブログ記事で、万引きを繰り返す方は、「窃盗癖」(あるいは「窃盗症」「クレプトマニア」)という精神疾患を有している可能性があることを指摘しました。
この点、群馬県に、「窃盗癖」の専門治療を行っている「赤城高原ホスピタル」という病院があります。
そして、先週、私は同病院を視察し、院長からお話を聞くことが出来ました。また、同病院で「窃盗癖」の治療を受けている5名の方からも、病気や治療の状況等についてお話を聞かせていただくことが出来ました。
本当は病気であるにもかかわらず、そのことに気付かないまま窃盗を繰り返してしまうことは、非常に不幸なことです。
赤城高原ホスピタルにおける「窃盗癖」の治療は、そう簡単なものではなさそうでした。それでも、そのような病気であることを自覚し、病気の根治に向けて治療を行うことは、有益なことだと思います。
窃盗事件の弁護活動を行う際にも、「窃盗癖」の方については、刑罰よりも治療の方が必要だという視点を持つ必要があると思います。
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