• 借金が返せない
• 破産したらどうなるのか
• 闇金からの取立てが怖い

借金が返せない、家族から破産したらどうなるかなどの相談の場合は、まずどこから借りたか、収入はいくらかなど現状を把握します。その上で、それ以降どのような方法をとっていくのが良いのか、話し合っていきます。闇金からの取立ての場合、依頼者自身で解決することはなかなか困難です。闇金に対する返済義務はないため、弁護士を間に入れて強気に対応することが大切です。

自己破産は、借金が多すぎて、返せる見込みがない場合に、借金をゼロにしてやり直す手続きです。裁判所に支払いが不可能であると認めてもらうことで、税金等を除く債務を基本的に返す必要がなくなり、債権者も取立てができなくなります。不動産や車など高額なものは手放さなければいけませんが、20万円以下のものであれば手元に残すことができます。

代表的な債務整理の方法には、自己破産以外にも下記の二つが挙げられます。

任意整理は、弁護士が債権者と交渉することで、利息制限法に基づき過去に払いすぎた利息があればそれを見直し、借金を減らしていくものです。将来の利息もカットし、今までより毎月低額の支払いで借金返済を目指すことができます。裁判所を通さずにできる手続きであり、現状の財産を処分しなくて良いのが利点といえます。ただし、自己破産や個人再生に比べて、減額幅が少ない場合が多いことがデメリットです。

借金が多すぎて全て返すことは難しいが、住宅は手放したくない…という人には個人再生が良いといえるでしょう。個人再生は借金がなくなるわけではありませんが、基本的に借金を1／5程度にしてもらい、それを3年など長期に渡って返していくというものです。自己破産のように借金をゼロにしてやり直すことはできませんが、今までよりも返済が楽になり、自分の住宅を持っている人はそれを手放さなくて良いのがメリットです。
ただし、減額になるとは言え一定の金額を返済しなくてはいけないため、安定した収入がない人には適応することができません。