松戸の弁護士の島田亮です。
離婚することは、とてもエネルギーのいる作業です。裁判にまで至る場合は、尚更です。
離婚裁判の多くは、「悪口合戦」に陥ってしまいます。例えば、「離婚の原因を作ったのはどちらか」「親権者として適格なのはどちらか」等が争われる場合、どうしても相手方のことを非難し合うこととなってしまいます。
このような作業を、裁判の場で時間をかけて行うことは、ご本人様にとって余り気持ちの良い作業でないと思います。
そのようなことから、離婚についてご相談いただく場合、「裁判までやることは、余り得策でありません。可能であれば、話し合いによる早期解決を図った方がよいです。」とアドバイスさせていただくことがあります。
離婚裁判を「飯の種」とする弁護士としてビジネスライクに考えた場合、このようなアドバイスは好ましくないのかも知れません。しかし、離婚裁判を何件も手がける中で、このような思いは強くなるばかりです。
と言うことで、離婚をお考えの方は、まずは話し合いによる早期解決が出来ないかを検討すべきと思います。そして、どうしても話し合いで解決が出来ない場合に、はじめて裁判までやることを検討すべきと思います。